雨に想う

しとしとと静かに降り続ける雨のように、
ただ静かに、ただ自然に存在し続ける君が好き…
目立とうとせず、しかしねばり強く生き続ける君が好き…
内からあふれ出る、内からこみあげるやさしい君が好き…
君の存在が僕に平和をもたらし、行くてに希望を招く。
しとしとと静かに降り続ける雨のように、
ただ静かに、ただ自然に存在し続ける君が好き…

重たい毎日だけど

重たい毎日だけど
先読みすることなく
振り返ることもなく
今ここだけを生きたい
一寸先はやみだらけ
一寸前は泥まみれ
身動きならない日常だけど
今ここだけを生きたい
目の前の一人の人に
目の前の一つのものに
目の前の一つの出来事に
今ここだけを生きたい
重たい毎日だけど

解任

え?解任?
いいじゃないか
お互い好きなことを言って
世間の声などもろともせず
自分の信念を貫く生き方は
むしろ気持ちいいよ
忖度ばかりして
へらへら笑っているよりは
よほどいいよ
ねえ、あなたのことだよ
そこのあなた…

屈辱の汚泥

屈辱の汚泥の中はぬるま湯で
並みの決意だけでは抜け出せないよ
屈辱の汚泥の歯車を逆回転に走るなど
幾度も試みたように愚の骨頂だ
力を抜け、笑え、踊れ、歌え
そして、屈辱の汚泥の歯車から弾き飛ばされよ 
もうすぐ春なのだから…

当たり前

彼はいう
当たり前に目覚めて
当たり前に朝食をとって
当たり前に働いて
当たり前に帰宅して
当たり前に夕食を味わって
当たり前に眠りにつく
彼はいう
これが一番
当たり前が幸せなんだ…と
うーん そうかな
当たり前じゃいやだよ…と
言い返せない悔しさ
当たり前か…と
つぶやいてみた