いつもの朝

  慌ただしい朝
  それでも
  ご飯を口に入れ
  愛犬に挨拶して
  鼻歌交じりに
  駅へ突っ走る
  いつもの朝
  何にも変わらぬ朝
  これでいい
  今日を始めよう

学校

  学校は何のためにあるのか
  オンラインが当たり前になり
  学校の崩壊が始まっている
  日陰の存在だった通信制などが
  いつのまにやら最先端を行く
  でも何だかすっきりしない
  現場で日夜手こずる生徒に
  情熱をかたむけておられる先生方
  逆風の時代に牙をむいてほしい

ラジオ体操

  どこからか聞こえてくる
  ラジオ体操のメロディ
  「腕を伸ばして~」
  変わらぬ張りのある声
  軽快なリズム
  永遠のヒット曲かも
  何だか元気が出てきたぞ
  今日を始めよう

  人々が行き交う橋
  行く人
  来る人
  無言で
  あるいは
  騒々しく
  一人で
  あるいは
  友や恋人と
  渡り行く
  
  橋の真ん中で
  立ち止まる人
  川の流れに
  身を任せたいのに
  任せきれない歯がゆさ
  意を決したように  
  また歩き出す
  
  渡り切れば
  銘々が銘々の道
  どこへ行くのか
  あずかり知らぬ
  人生の往来
  今日も橋は
  佇むだけ

魅力ある人々

  最近出会った
  魅力ある人々
  明るく声が大きい
  笑みを絶やさない
  楽しい雰囲気を醸し出す
  抜きんでた本業の知識
  半端じゃない行動力
  痒いところに手が届く
  何とも言えない心配り
  共通しているなあ
  魅力ある人々に感服
  生きる術がここにあり