あなたのために

  本を読むように
  下向きに歩くあなた
  憂いを含んだ瞳は
  水晶玉の輝きを放つ
  心の奥底に巣食う
  あなたを苦しめるものを
  分かち合いたい
  そんな衝動にかられる
  あなたを見ていると
  私は理性を失う
  それでいい
  あなたのために生きたい