幸あれ

  若いお母さんと
  よちよち歩きの
  ちっちゃな子
  手と手をからめ
  とぼとぼと
  歩みを進めん
  その後ろ姿に
  幸あれと願う

春を待つ

  生きているのか
  生かされているのか
  微妙だけれども
  今年も節分を終え
  春を待つ心変わらず

一期一会

  一期一会
  あなたも
  出来事も
  すべてに
  微笑みを

道化師

  自分を面白がる
  そんな心の余裕
  あってもいいか
  道化師を演じる

ケセラセラ

  明日の命があるかどうか
  こんな最も大切なことも
  自分では決められんのだ
  ましてや今日どうなるか
  そんなんどうでもいいか
  だったらじたばたせずに
  腹をくくってケセラセラ