雨ニモ負ケル

  雨ニモ負ケル
  風ニモ負ケル
  だって
  おいらは人間だから
  自然には勝てないよ
  いくら
  うんうん踏ん張っても
  雨ニモ負ケル
  風ニモ負ケル
  だから
  せめておいらも
  雨になって降り注ぎ
  風になって吹き抜けたい
  そこにおいらはいない