フィフティー・フィフティー

天上から声が聞こえる
「あなたが明日生きているか死んでいるかの確率は…」
一呼吸おいてのたまう 
「フィフティー・フィフティー(fifty-fifty)だ」
冷たく突き放したような語感が響く


「え…」
目が覚める
夢だったのか
思わず辺りを見回す
どうやら生きているようだ