体の詩

  心の詩があるなら
  体の詩もあるはず
  目も口も鼻も耳も
  体中から発する詩
  心も体も一つの詩

心は自由

  がんじがらめの毎日でも
  心までがんじがらめはだめ
  心はどこへでも自由に飛んでいく
  何の制約もなく
  自由に動き回る
  心は自由
  心は自由
  心は自由
  この当たり前の真実
  今こそ思い出したい

お昼

  お昼に何を食べるか
  さんざん迷う
  うろうろうろ
  なかなか決まらない
  こんなことに迷うのだから
  人生に迷うのは当たり前
  変に納得して
  ようやく箸を進める

気怠い朝

  疲れがたまっている
  そんな気怠い朝
  後ろ向きになる心
  それでも
  何とか起き上がる
  私が動き出さないと
  この世は始まらない

食事

  食事の前に手を合わせる
  特に崇高な思いではないが
  食材となった諸々の存在や
  作り手に感謝を捧げる
  人目を憚らず手を合わせる
  
  手を合わせると
  限られた食事時間でも
  何だか味わっていただける
  豪華でない質素な食事でも
  何だか美味しくいただける


  生きるために食べる
  食事は人生そのもの
  最も大切な時間
  軽々に済ませたくない
  コロナ禍であろうとも