明るく快活だった友
  よくドライブに出かけた
  独特の人生観を持ち
  笑顔がよく似合った
  私が落ち込んでいるとき
  何も言わず寄り添ってくれた
  長らく会っていなかった
  でも心の片隅で存在していた
  私にとってはかけがえのない友
  突然の訃報にたじろぐ
  あのころの出来事が一挙に
  束になって押し寄せる
  そこには友がいた
  余命三か月と言われてから
  四か月が過ぎるころ
  友は逝ったらしい
  友はこの日を選んだに違いない
  一月一日
  友にお似合いの日
  合掌